いろんな病気のまめ知識

糖尿病

おしっこに糖がでる病気ではありません。血液の中の糖分(血糖値)が正常に保てず、高くなってしまう状態です。ほとんどの患者さんは無症状です。新聞やテレビでご存知かもしれませんが、失明原因の1位(3000人/年)、人工透析導入の原因1位(10000人/年)です。狭心症・心筋梗塞や脳梗塞の最有力候補でもあります。ここ15年で治療法は大きく変わりました。早期に治療すると治りうる病気です。相談をお待ちしています。

高脂血症

いろいろな原因で、血液の中の油が増えている状態です。血管内がさびつく動脈硬化の原因とされています。その人に合わせたオーダーメイド治療が重要だとわかってきました。健診で同じようにチェックされた場合でも、人によって、放置していいものから、厳格な治療が必要なものまでさまざまです。専門医は簡単に見分けられます。

胃食道逆流症

胃の中の酸が食道を逆流することにより、胸やけや胸痛・上腹部不快感を起こします。心臓病と間違われることが多い、とても増えている病気です。胃ファイバー(内視鏡、いわゆる胃カメラです)で簡単に診断でき、効果的な薬もあります。

大腸がん

早く見つかり、完治するがんの代表格です。健診で便潜血陽性であれば、是非大腸検査をおすすめします。大腸内視鏡・透視はつらい検査だと思われていますが、できるだけ優しく迅速にします。

脂肪肝

健診で肝機能異常(GPT、γ-GTPなど)を指摘された方に多く見られます。肝臓に余分な脂肪がたまってしまった状態です。超音波検査で簡単に診断できます。これまでは重い病気とはとらえられず、患者さんは比較的甘く指導されてきました。しかしここ数年、放置すると肝臓がんの引き金になるとの報告が増えています。生活習慣病の最もはじめの状態とも言えます。

骨粗鬆症

骨を丈夫にしようと乳製品をとりすぎると、カロリー過剰になりがちです。カルシウムは小松菜やしみ豆腐、ひじきなどの海藻類に非常に多く含まれているので、昔ながらのお惣菜が見直されています。サプリメントで補充するのも賢い方法だと思います。

前立腺肥大症・前立腺がん

天皇陛下が罹患されてから特に注目されてきました。最近増えている男性の病気です。尿が出にくい・尿の回数が多い・下腹部不快感などの症状が代表的ですが、初期にはまったく無症状です。前立腺がんは血液検査(PSA検査)で早期発見でき、治癒可能なことが特徴といえます。50才を超えたら年に一度は調べられると安心です。